ご家庭の教育方針について

時々相談を受けることがあります。

個人的にどう育てたいかは別として、

基本的に教育方針で何が正しいかという正解はないと思います。

多様性が叫ばれる昨今

いろいろな人がいてよいと思いますし、

その意味では、人の数だけ教育方針があるといえるかもしれません。

もちろん具体的に育って欲しい人間像があって、

そこにどういった対応が必要かということであれば、

ある程度、正解があると思います。

しかし、例えば、いわゆる放任か管理か、

などのの２極的な部分で言うと、

正解はないと思うのです。

放任には放任の、

管理には管理の、

メリット、デメリットがあります。

また年齢的なものでも変わるでしょうし、

子供の性格でも変わります。

（子供の性格は、ご家庭の環境によるところが大きいですが、

　　ご家庭外の外的な要因も子供にとっての刺激の強さを考えると、

　　馬鹿にはできません。）

心配なのは、

こういったいろいろな要素があり、

正解のないものについて、

保護者が不安になり、

軸がぶれたり、なれないことをしてしまったりということが、

よくあるというこことです。

相談を受ける場合の多くが、

この部分での不安が原因となっていることが多い気がします。

世の中には、いろいろなノウハウ本があり、

こういった教育についてのノウハウ本があります。

そこに大きなヒントが隠れていることは、

確かではありますが、

これを鵜呑みにして我が子に適用することに危険性がある気がします。

共感を感じるところまではよいのですが、

そこに書かれていることを盲目に実践することは、

結果、今までの親子関係を否定し、軸をぶれさせる可能性もあります。

教育方針というのは、

人と人の関係性と大きくかかわっていて、

ご家庭の教育方針は、

親子関係を規定していることも多いです。

九州学館では、

そういった親子関係も含め教育方針を大事にしながら、

よりよい方向へ向かっていただくために、

個々具体的にお話をお伺いし、

アドバイスするようにしています。

九州学館の教育方針は、

生徒がとにかく幸せになるためにできることを行っていくことにあると思いますので、

ご家庭の教育方針を尊重しつつ、

柔軟に対応しております。

もちろん、生徒が大人になるのを支えるという意味では、

自立を目指していますので、

保護者の教育方針が自立を望まないという場合には、

さすがに九州学館には合わないかもしれません。

そうでなければ、

大丈夫だと思いますので、

教育方針などお悩み事があればいつでもおっしゃってください。

何卒よろしくお願いいたします。