受験の意味について考えることがあります。

成長途中の子供たちには、不合理にさえ感じられるこの受験というものを、

少しでも、子供たちの糧となるようにしていくことも塾の使命だと思うからです。

単純に受験自体は、高校になって難しくなる勉強のためにある程度同じような学力層を集めるという意味もあると思いますが、

子供にとっては、もっといろいろな意味を見出すことができると思います。

その一つが、

自分との戦いであるということです。

（高校)受験はおそらくほとんどの生徒にとって始めて訪れる現実の壁ではないでしょうか。

その壁を越えるために、自分と向き合い、いろいろ考え、そして、志望校に向かってアクションを起こしていく。

その中で、今の自分とあるべき自分を戦わせていくのです。

そして、あるべき自分を目指して今の自分を超えることができれば、大きな成長が獲られるのではないかと思います。

自分との戦いに敗れたものは、成長とともに悔しさという次に向かうための糧を手に入れますが、

戦おうとすらしなかったものは、何も得ることはありません。

そう考えると受験という自分との戦いも貴重な経験といえそうです。

とはいえ、当事者にとっては、嫌なものかもしれませんが・・・

少しでも前向きに捉えてくれればと思います。

それではまた教室にてお待ちしております。